Interview

SHOWAISM〜私のストーリー〜

私の人生の分岐点
-昭和ボストン校への短期留学

株式会社明治
人事部労務グループ
田中 ひとみさん

人間社会学部 現代教養学科
2011年卒業

大学での学びが「食品」に興味を持つきっかけに

高校3年生のとき、進学先を決めかねていた私でしたが、父の薦めで昭和女子大学人間社会学部現代教養学科に入学しました。入学してみると、学寮での3泊4日の宿泊研修や昭和ボストン校への短期留学など、いわゆる机に向かう以外の授業やイベントも多く、それらに参加することで充実した学生生活を過ごすことができました。

大学1年生の夏休み、海外旅行へ行くような軽い気持ちで1か月の昭和ボストン校への短期留学に参加しました。7つあるプログラムの中から、「アメリカ食文化」プログラムを選択したのですが、これが私の人生の分岐点になりました。東京ドーム数個分の敷地を持つ農家を見に行ったり、宗教による食の違いを肌で感じたり、スポーツに特化した大学で健康食の講義を聴いたり、短期間でしたが印象的なアクティビティばかりだったんです。一緒にその授業を受けた、短期大学部の食物科学科の学生とも仲良くなり、現代教養学科以外の学生との交流ができたこともとても楽しかったですね。この短期留学は、思った以上に私自身に影響力があり、留学後、一般教養科目では食品に関係のある科目を選択したりもしました。

大学2年生の夏休み、キャリア支援センターに“インターンシップ”を体験したいと相談。大学から世界最大手の国際輸送会社FedEx Corporationを紹介していただき、選考試験を受けて2週間のインターンシップに参加しました。空港の滑走路での荷物積みなど、なかなか見ることのできない物流の現場を見せていただいただけでなく、自己分析や他己分析をしてくださったり、面接の模擬試験を受けさせてくれたり…就職活動や社会を知るきっかけになったインターンシップでした。その後、衛生用品を扱うメーカー ユニ・チャーム株式会社のインターンシップにも参加し、新商品の企画について話し合うグループワークを体験しました。2社でのインターンシップを経て、目に見えないものを扱う会社より、食品などの目に見えるものを作っているメーカーで働きたいと思ったんです。

念願の食品メーカーから内定がいただけました!

本格的な就職活動が始まったのは大学4年生。自分なりに調べて、食品メーカーの採用試験を受けていたのですが、なかなかうまくいきませんでした。食品メーカーの採用は5月中にほとんど終わるのに、ゴールデンウイークが明けたときの私の手持ちはゼロ。悩んだ末、キャリア支援センターに相談に行きました。内定を獲得した友人から、親身になって学生の相談に乗ってくれる、さらに一般公募にはない求人の情報もあると聞いたことがきっかけでした。実際、求人に応募した後もエントリーシートの添削や面接時の身だしなみ、面接の練習もしてくださいました。また、食品メーカーで働く大学OGの方の紹介もしていただきました。OGの先輩が学生時代の友人を集めてくれて、私と私の友人計8人で食事をする機会もありました。いろいろな業界で働いていらっしゃる皆さんがとても楽しそうで、社会人になることへの期待が高まった記憶があります。このように、キャリア支援センターの皆さんは、私の性格や志望に寄り添って意見を言ってくださいました。心細かった時期も、つねに「大丈夫だよ!」と言っていただけたので、自信を持って就職活動を乗り切ることができ、「株式会社明治」に基幹職として採用していただけました。

株式会社明治では労務のエキスパートとして働いています

株式会社明治では、入社以来、関東支社の企画管理部業務課で、社員の給与や福利厚生などの労務業務を行い、2018年より支社長の秘書業務を行っていました。2年前、上司に薦められてコース転換試験を受けたところ合格。現在は、総合職として本社の人事部で働いています。異動後は業務内容の幅が広がって、本社・支社・工場などの全国の従業員をサポートできるよう様々な労務上の手続きや法律について勉強しています。

2020年で入社10年目。ずっと労務畑で働いますが、まだまだしなくてはいけないことがあります。例えば、どんどん拡大されている海外グループ会社で働く従業員の就業規則、福利厚生、給与体系の整備。さらに、海外グループ会社に出向した社員のサポートや帰国後のケアももっと充実させたいと考えています。

関東支社に所属していた9年間は新卒採用を担当していたので、大学のキャリア支援センターを訪れる機会が多々ありました。私は女子大学を中心に訪問しますが、他大学と比べても、昭和女子大学のキャリア支援センターのサポート体制は手厚い、という印象です。2020年3月卒業生(2019年9月卒を含む)の実就職率が97.0%と高いことも頷けます。

ほぼ毎年、数名が昭和女子大学から株式会社明治に基幹職として入社しています。ほかの大学の学生の手前、採用期間中は昭和女子出身であることは伏せていますが、職場でも“昭和女子大学出身の社員は真面目で優秀”とよく話題にしていただけます。昭和女子大学の学生は、学生らしく勉強を頑張って、学生としての生活を謳歌している方が多いので、そういった校風が当社には合っているのかもしれませんね。

田中 ひとみさん

(たなか・ひとみ)

株式会社明治 人事部労務グループ

2011年 昭和女子大学 人間社会学部 現代教養学科 卒業

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