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創立100周年を迎えるにあたって

昭和女子大学 理事長・総長 坂東 眞理子 昭和女子大学 理事長・総長 坂東眞理子

昭和女子大学は1920年に創設されて以来日本の女子教育に力を尽くしてきましたが、2020年100周年を迎えます。
私たちはこの100年の間いろいろな試練を乗り越え、社会と時代の要請する女性の育成に努めてきました。これからも将来の社会の変化を見据え、「高き識見、篤き至誠、清き気品」の基礎の上にグローバルに通用する力を持った女性人材を育成して行きます。ボストンキャンパスに加えて、2019年にはペンシルバニア州立テンプル大学日本校を西キャンパスに誘致し、スーパーグローバルキャンパスを実現します。
AIが発展する中で人間にしかできない創造性を発揮して問題を発見し、他人との共生・共感関係を構築し、社会を支え、明るくする、世の光となる人材を育成するため変化を続けていきます。

昭和女子大学 理事長・総長 坂東眞理子
昭和女子大学 学長 小原 奈津子 昭和女子大学 学長 小原 奈津子

1920年9月、講師5名と受講生8名で始まった本学は、今ではこども園、初等部、中等部、高等部、大学、大学院を擁し、8000名以上が学ぶ教育機関へと成長しています。
創立100周年を迎えるにあたり,これまでに支えていただいた多くの皆様に感謝いたします。
創立後100年の間にICT技術が急速に発展し、社会は高度に情報化するとともにグローバル化しています.そして未来は,IoT(Internet of Things),AI,ロボット等の先端技術により社会的課題や困難を解決する,Sosiety5.0と呼ばれる社会の実現に向かっています。
このような社会変革のなか,社会の一員として平和で豊かな未来社会を築き支えるためには、大学教育で得た高い知識・技術に加え,主体的,創造的に物事を考え行動し、力強く挑戦し続ける人材が求められています。
本学園は次の100年を見据え、建学の精神の「世の光となろう」を胸に広い視野をもち,次世代を担って力強く前進できる人材の育成を目指して進みます。

昭和女子大学 学長 小原 奈津子
昭和中学校・高等学校 校長 真下峯子 昭和中学校・高等学校 校長 真下峯子

日本の女性たちのために「世の光となろう」の言葉に託して創設された日本女子高等学院が、この理念を100年間綿々と受け継ぎ、今日ほぼ9000人の学生・生徒・児童・園児を擁する昭和学園となりました。学園を巣立った女性たちは、現在日本のみならず、世界各地で、多様な人々と協働しながらその力を発揮し、「世の光となる」女性として、活躍の場を得ています。
中学校高等学校での学びや経験は専門性を持った力を獲得するための基盤となる重要な力をつけるためのもの。特に変化がさらに加速度的なスピードで進むこれからの時代にも、ひるまず力を発揮できる人になるために、基礎的な学力に加え、思考力、判断力、表現力、協働する力を育てる時代でもあります。
人間がAI(人工知能)を制御し、自動運転車が走り、流通が革新され、DX(デジタルトランスフォーメーション)が当たり前となり、人々の暮らしがスマートで快適になることが想像できるこれからの100年。この時代を主人公として背負える女性の成長を支えることを、これからの私たちのミッションとしたいと思います。力を付けた女性たちが様々な場面で活躍する姿を夢見て。

昭和中学校・高等学校 校長 真下峯子
昭和小学校校長 柴田芳明 昭和小学校校長 柴田芳明

初等部の玄関に「百年樹人」という大きな木のプレートが掲げられています。姉妹校の締結をしている、台湾の立人小学校からかつて贈られたものです。
この言葉は、紀元前数世紀に中国で書かれた『管子』という本の中にある言葉で、儒教、道教、陰陽道など、さまざまな思想的な立場で記述された86編もの書物だそうです。
「一年樹穀、十年樹木、百年樹人」という言葉の中のひとつであって、「穀物を育てるには一年。木は十年間育てれば一人前になる。しかし、人が育つには百年かかる。」という意味です。子どもたちを教育し、その子どもたちが社会に出て活躍するまでに数十年、孫の代が育って貢献するまでにまた数十年、さらにひ孫の代が社会を良くするまでには延べ百年かかるという意味です。人をつくることは国をつくることであり、100年をかけて行うことなのでしょう。
本学は間もなく創立100周年を迎えます。これまで身近にいる人のために、さらには世界に貢献できる人づくりに100年かけて取り組んできました。これからグローバルな次の時代、新たな100年の人づくりが始まります。

昭和小学校校長 柴田芳明
こども園 統括園長 木間英子 こども園 統括園長 木間英子

昭和学園が100周年を迎える今年、昭和こども園は創立5周年を祝います。昭和26(1931)年に設立された昭和幼稚園のよき伝統を引き継ぎつつ、昭和こども園は、新しい時代にふさわしい乳幼児期の教育保育を担うこども園として、平成28年(2016)に新たなスタートを切りました。
こども園のモットーは「こどもたちの20年後に活きる教育を」です。激動のうねりの中、20年後の世界を想像することは容易ではありません。こどもたちにとって20年後に必要なものは何か、それを誰がわかるでしょう。
20年後に活きる教育とは、先取りをして教えるということではありません。どんな環境であろうと、力強さをもち、自分の頭で考え、人と協力してよりよい社会を構築しようとする人間の根っこを育てる、ということだと私たちは考えています。
昭和学園で一番小さなこども園から、次の100年の躍進を支える若者が数多く育つことを願いながら、日々こどもたちと真剣に向き合っています。

こども園 統括園長 木間英子