Interview

SHOWAISM〜私のストーリー〜

多彩な留学プログラムに
参加できる環境に感謝
今の私につながった留学経験

株式会社JTB
前田明日香
人間文化学部
英語コミュニケーション学科(現・国際学部英語コミュニケーション学科)
2009年卒業

私の人生の転機となった、附属中高部の短期留学プログラム

 昭和女子大学には、附属の中高部から通っていました。両親は、勉強面だけでなく社会のルールや人間関係を育むうえで大切な行儀作法やマナーなども厳しく指導してくださる学校を探していたようで、いくつか受験した学校のなかから昭和女子大学の附属校を薦めてくれました。
 中学2年生の夏休み、有志が参加できるシアトルへの短期留学プログラムに参加。じつは、中学から勉強が始まった英語は苦手だったんですが、仲良くしていた友人が行くから行ってみよう、くらいの軽い気持ちでこのプログラムに参加しました。初めての海外旅行、海外生活でしたが、寮生活だったのも楽しかったですね。英語のレッスンのほかにも、観光地に行ったり自然のなかを歩いてみたりなどのフィールドワークもあり、楽しく充実した短期留学でした。3週間と短いプログラムでしたが、これが私の人生の転機となりました。もともと英語が苦手だったこともあり、当時はたいして英単語が分からない状態だったのですが、それでも「英語が通じた」という事実がとてもうれしかったんです。

 帰国後は、積極的に英語の勉強をするようになりました。次に海外に行ったときは、もっとコミュニケーションを取れるようになりたいと思ったんです。文法などは学校の授業で学び、それ以外にも、遊び感覚でディズニー映画を英語で観たり、ヒアリングやスピーキングを鍛えるために空き時間に音源を聞いたり。クリスティーナ・アギレラさんなど洋楽の歌詞カードや雑誌の彼女の特集面を自分なりに訳してみたりもしました。これらの勉強の積み重ねが、プログラムに参加することを通じて成果として体感できることに楽しみを感じていました。毎年のように海外研修プログラムに参加できる環境にあったことは非常にありがたいことだったと感じています。

 高校で進路を決める時、高校は2年間、大学は5年間という五修生制度*を選択。早く制服ではなく私服で通学したいという理由もありましたが(笑)、1年早く大学に進学して好きな英語をゆっくりと、そしてじっくり学べるという選択ができたことは大きかったです。

– 五修生制度 –

本学 中高部独自の制度で、1年早く昭和女子大学の授業履修を開始できます。
6年生(高校3年生)の1年間は中高部に籍を置きながら昭和女子大学で学ぶ、附属校ならではの制度です。1年早く大学生活を始められるため、余裕を持って留学や研究、大学院進学、就職活動に臨めます。

留学経験を重ねて英語力がアップ

高2 イギリス留学中のホームステイ先で

 高校1年生のときはボストン、高校2年生のときはイギリス、そして大学2年のときにも再びボストンへ。高校1年生のときは、寮生活ながら、現地の方の家に1日ステイすることができるDiscovery Programに参加、高校2年生のときは英国で15日間、1人でホームステイをするプログラムに参加するなど、その都度自分の実力に見合ったプログラムに参加していました。そうすると、行くたびに課題が見つかるんです。たとえば、徐々にリスニング力がアップしてきて相手が話していることがわかるようになったと自信がついてきた時期に、スーパーマーケットに行ったらレジの人の話していることが分からなかった。だったら次は学校の先生など教室の中だけの英語ではなく、現地の方の英語も理解できるようになりたいという課題が見つかる、など。とくに高校2年生のときは、学校の空き時間以外、とにかく英語を使わないといけない、話さないといけない環境だったということがとても新鮮で、楽しいチャレンジだったと記憶しています。ホームステイをさせていただくと、食生活や習慣の違いに驚くことも。また家族以外と長期間一緒に生活するという経験も初めてで、時差ボケやホームシックになり家族の大切さに改めて気づいたことも大きな出来事でした。自分というのはこれほどにちっぽけで、まったく大人じゃなかったんだな、と感じて。

 大学2年生での昭和ボストンへの留学は、必修プログラムでした。半年間、1年間、1年半から期間が選べるのですが、私は2年生の秋に渡米する半年間のプログラムを選択し、プログラム修了後も1か月間、現地の語学学校に通いました。語学学校のクラスは、いろいろな国から来た生徒が通っていたので、授業だけでなく、“宿題やった?”というような日常会話もすべて英語。この1か月でかなり英語力、とくに文法が鍛えられたと思います。大学3年生のときには、個人でオーストラリアのメルボルンへ3週間の短期留学で、ホームステイをさせてもらいました。午前中は語学学校に通い、午後から幼稚園でインターンシップを体験。この時は、これまでの留学とは違って友人がいる環境ではなく、完全に1人。インターンシップ先では、子どもとの英会話にかなり苦戦しました。正しいイントネーションを使わないと子どもは理解してくれないし、正直に“違うよ!”と指摘してくるんです(苦笑)。絵本の読み聞かせにも苦労しましたね。

留学経験から旅行業界の仕事に興味を持ちました

 就職について考えたとき、いちばんに思い出したのが、高校2年生のときのイギリス留学をサポートしてくださった株式会社JTBの添乗員さん。私自身、中学、高校での短期留学での体験が、自分の将来を決めるきっかけになったのですが、自分がそうだったように、相手にとって大切な時間を作ることができる仕事に携わりたいなと思ったんです。そこで自分の留学を担当してくれた添乗員の方にOB訪問に行きました。そのときに、旅行の企画をして、さらにその企画に自分も同行することもできるという話を聞いて、とても楽しそうと思ったのが、株式会社JTBを志望した一番のきっかけです。 私が就職活動をしていた当時、旅行業界は女子学生に人気が高い業界。しかも旅行会社の総合職、営業職は狭き門でした。でも、せっかく自分のやりたい仕事を見つけたからには頑張りたいと思ったんです。

 私が就活をしていた当時は、JTBグループではなく、分社化されていた時期。私の第一志望は、企業の社員旅行やイベントを企画・運営する「株式会社JTBコーポレートセールス」でした。企業研究をして感じたのは、会社説明会などで事業について話を聞くだけでは、実際働いている人たちの思いや雰囲気はわからないということ。株式会社JTBコーポレートセールスで働く何人かにOG・OB訪問をしたとき、明るくてアクティブな方ばかりで。こんな人たちと一緒に働きたいって思う方ばかりがいたということも大きな決め手になりました。 ちなみに、本命の前に他社も受けたのですがなかなかうまくいかなくて…。面接で話した内容についての反省点をまとめたノートを作るなど、自分なりに努力はしたんですが、うまくいかない。そんな不安に駆られていたとき、キャリア支援センターに行って、話を聞いてもらいました。そこで「君なら大丈夫だよ!」と明るく励ましていただいたら、すっきりして。わたしはすごく焦っていたんですが、キャリア支援センターの方が「今受けているところがダメだったら相談しにきてよ」と穏やかに話してくれたことで気持ちが落ち着いたのを覚えています。

入社して10年、楽しく働いています!

勤務中の様子 添乗した旅行先で

 10年経った今も、この会社に入社できてよかったと思っています。もちろん営業職として働いている期間が多いので、残業もあって大変だと思うこともあるんですが、入社前にOB、OGの方のお話を何度も聞いていたので、入社後に“こんなはずじゃなかった”と幻滅することはありませんでした。自分で旅行プランを組み立てて、旅費の見積もりも作成できる仕事は大変ですが、やりがいがありました。それでも、一緒に働いている方たちがとても素敵なので頑張れるんです。
 年次に関係なく、若いうちから戦力として大きな案件を預けていただけるので、やりがいも感じています。また、自分が提案した旅行プランが、その企業の皆さまにとって忘れられない旅になっている、それがとてもうれしいでことですね。

 最近では、結婚・出産で辞めるという話はほとんど聞かなくなったように思います。周りには育休を経て復職している社員が多いので、復職後の働き方のイメージもしやすいですね。子どもが生まれても復職できるような体制と環境を整えてくださっていて、ありがたいと思っています。

人事課に在籍した経験から学生の皆さんへアドバイス

学生時代よく時間を過ごしていた学生ホールで

 2年間、株式会社JTBコーポレートセールスの総務・人事課に在籍していました。求人活動や社員研修の運営や管理が主な仕事でしたが、そのときの仕事の経験を通して、そして自分の学生時代を通して感じたのは、「興味を持つことがあったら何でも挑戦してほしい」ということ。自分にはできないかもと諦めてしまうのはとてももったいない。新しいことにチャレンジすることは自信に繋がるし、たとえ納得のいく結果でなくても、その経験は必ず自分の力になるはず。周りにどう見られているか、どう思われているかは関係ありません。やりたいと思ったこと、自分で選んだ道を進んでいくと失敗も成功も納得できて、次はどんな結果になるんだろうとワクワクしてきて人生が楽しくなるような気がしています。
 とくに女性は、ライフステージによって仕事の選択肢も変わります。そのときの自分にとって何をいちばん大事にして働きたいのかを選ぶこと、選べる会社に就職することが大切なのかな、と思っています。
 2016年には昭和女子大学の社会人メンターに登録。学生やキャリア支援センターの皆さんと話す機会が多くありました。昭和女子大学では、1年次から自分のキャリアを考える機会があるからか、大学2年生の学生から「不安なんです」と相談されたときには驚きました。それだけ真面目に自分の将来について考えているということですよね。ちゃんとメモを取りながら話を聞いてくれるし、質問を考えてきてくれる。在学していた頃から学生の面倒をよく見てくださる学校だとは思っていましたが、社会人になって新たな目線で昭和女子大学を見たとき、自立した女性を育てようとしている大学だったのだと、改めて感じているところです。

前田 明日香

(まえだ・あすか)

株式会社JTB 勤務

2005年
昭和女子大学附属昭和高等学校卒業(高校3年生は五修生として大学1年次に所属)

2009年
昭和女子大学人間文化学部英語コミュニケーション学科(現・国際学部英語コミュニケーション学科)卒業

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