2020.11.09

100周年記念式典を実施しました

 学校法人昭和女子大学は2020年11月9日、人見記念講堂で創立100周年記念式を挙行しました。司会進行は金子朝子副理事長です。
 式典は、校歌と創立者人見圓吉の声で語られた開学宣言「開校の詞」で始まり、坂東眞理子理事長・総長が式辞を述べました。坂東理事長・総長は学園の歴史を振り返りながら現在の昭和女子大学の取り組みを紹介、「大学の新たな知性をめざして、たゆまず進んでいきます」と決意を表しました。

 次に新型コロナウイルス感染症の影響により、記念式典に参加することができなかった人見楷子名誉理事長からのメッセージが読み上げられました。人見楷子名誉理事長のメッセージには「何事にも気力を燃やし、たゆみなく実力を養い、いつでも魅力たっぷり。そして素晴らしい迫力で行動するような人間を育てる学園であり続けますように」という想いが込められていました。
 メッセージの朗読後、小池百合子 東京都知事、斉紅 上海交通大学人文学院党委員会書記、平野 信行 一般財団法人三菱みらい育成財団理事長からの祝辞が紹介されました。
 式典の中盤にはご卒業生で歌人・文芸評論家の馬場あき子さんがスピーチをしました。馬場さん自身が在学していた当時のエピソードを交えながら、第二次世界大戦を経て、世田谷に移転し、現在に至るまでの学園の歴史を振り返りました。学園での学びのうち、今も強く印象に残っていることを紹介、「学びが今に生きている」とし、昭和女子大学が教養を大事に教えてきたことを強調。グローバルの時代において日本固有の文化の本質を語り継いでいくこと、守っていくことの重要性を語りかけました。

 馬場さんのスピーチの後、100周年を記念し新たに制定された特別功労章の表彰が行われ、稲穂照子理事、光葉同窓会が授与されました。

 在学生のナレーションでこれまでの学園のあゆみと現在、100周年事業の紹介を行うスライドを上映しました。

 最後に、100周年事業の一環として制作した本学のイメージソング「For Our Dreams」を、作曲者・松本俊明さんのピアノ演奏・イメージソングプロジェクトと初等教育学科の学生による合唱で披露しました。その後、初等教育学科太田有紀さんのピアノ伴奏、中高部石川響さんの「祝歌」独唱で式を締めくくりました。

 
 
※昭和女子大学公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます。